サドの小説は言うまでもなく
家畜人ヤプー
『家畜人ヤプー』(かちくじんヤプー)は、1956年から『奇譚クラブ』に連載され、その後断続的に多誌に発表された沼正三の長編SF・SM小説。
なお、本作品はマゾヒズムや汚物愛好、人体改造を含むグロテスクな描写を含む。婚約中のカップルである日本人青年留学生麟一郎とドイツ人女性クララは、ドイツの山中で未来帝国EHS人ポーリーンが乗った未来世界の円盤の墜落事故に巻きこまれ、それがきっかけで未来世界へ招待されることとなる。
未来帝国EHS(The Empire of Hundred Suns イース = 百太陽帝国、またの名を大英宇宙帝国)は、白色人種(特にアングロ・サクソン系のイギリス人)の「人間」と、隷属する黒色人種の半人間「黒奴」と、旧日本人の家畜「ヤプー」(日本人以外の黄色人種は核兵器と細菌兵器によりほぼ絶滅している)の3色の厳然たる差別の帝国である。
ヤプーに対しては、EHSの支配機構は抵抗するものを屈服させるのではなく、あらかじめ白人を神として崇拝させ「奉仕する喜び」を教えこみ、喜びのうちに服従させるしくみである。黒奴に対しては、巧妙な支配機構により大規模な抵抗運動は行えないようになっており、小規模の散発的抵抗がまれにあるだけである。ささいな過失などでも死刑に処されるなど酷使されるため、黒奴の寿命は30年ほどで、白人の200年より短い。
EHSは女が男を支配し、男女の役割が逆転した女権主義の帝国である。EHSの帝位は女系の女子により引き継がれ、男性は私有財産を持つことすら禁止され、政治や軍事は女性のすることで、男性は化粧に何時間も費やし、学問や芸術に携わる。EHSではSEXにおいても、騎乗位が正常位とされるほど徹底している。
そして、家畜である日本人「ヤプー」たちは家畜であるがゆえに、品種改良のための近親交配や、肉体改造などを受けており、「ヤプー」は知性ある動物・家畜として飼育され、肉便器「セッチン」など様々な用途の道具(生体家具)や畜人馬などの家畜、その他数限りない方法により、食用から愛玩動物に至るまで便利に用いられている。白人女性の出産も、受精卵の移植によって子宮畜(ヤプム)が代行する。
さらに、日本民族が元々EHS貴族であるアンナ・テラスにより、タイムマシンの利用によって日本列島に放たれた「ヤプー」の末裔であること、日本神話の家畜人ヤプーの世界における物語を暴露し、これに基づく日本の各種古典の解釈が行われる。
日本人青年の麟一郎と、ドイツ人女性のクララのカップルは空飛ぶ円盤(タイムマシン)の事故に巻き込まれたことから、このような未来世界へいざなわれる。二人は未来世界で、様々な体験をする。白人女性で元貴族の生まれであるクララはEHSの貴族たちに同胞として迎えられ、EHSの事物を満喫する。麟一郎は心身を改造され、凄まじい葛藤を経て、自らクララの家畜として生まれ変わる。その間、わずか三日であった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/家畜人ヤプー
そうらしいな
三島って本当幅広いよな
鏡子の家はそういう感じではなくない?
鏡子の家
『鏡子の家』(きょうこのいえ)は、三島由紀夫の長編小説。
「戦後は終わった」とされた昭和30年前後の「時代」を生きた若者5人のニヒリズムを描いた作品で、三島が自身の青春や「戦後」といわれた時代への総決算として力を注いだ小説である。成功作とはならなかったが、三島文学の軌跡において極めて重要な意味を持つ小説である。名門資産家の令嬢・鏡子と、そのサロンに集まる4人の青年たち――世界の崩壊を確信しているエリート商社マン、私立大学の学生拳闘選手、才能豊かな童貞の日本画家、売れない美貌の新劇俳優――といった、終戦直後の廃墟の原体験と無秩序の意識を持ち続ける5人が、新たな時代の転換の中で抱く虚無的な感覚を描いた物語。彼らの前に立ちはだかる時代の「壁」に対する孤独でストイックな方法と破滅が、抑制的な成熟した文体と古典的心理主義の手法で描かれている。
夫と別居し、8歳の娘の真砂子と四谷東信濃町の洋館で自由気ままに暮らす30歳の友永鏡子は、戦後の焼け跡の時代を忘れず郷愁を抱いている。鏡子は、常に焼け跡の都市の記憶、「廃墟」としての都市の記憶をとどめ、そのような視点から眺めることが、鏡子の認識の方法だった。彼女の家に出入りする年下の友人たち、商社マンの杉本清一郎、私大の拳闘部にいるボクサーの深井峻吉、売れない舞台俳優の舟木収、日本画家の山形夏雄らにも、鏡子は焼け跡や廃墟の残映のようなものを感じている。娘・真砂子は父が戻ってくるのを密かに望み、縁なし眼鏡の父の写真をときどき取り出し眺めていた。4人はそれぞれ、ニヒリズムを抱え「壁」の前に立っていると感じていた。それが時代の壁であるのか、社会の壁であるのかわからない。
https://ja.wikipedia.org/wiki/鏡子の家
蚊吸(かすい)豚(ぶた)による、村の繁栄を祝う脂(あぶら)祭りの夜。まだ小学生だった僕は、縁日ではじめて「姉」を見る。姉は皆、からだを串刺しにされ、伸び放題の髪と爪を振り回しながら、凶暴にうめき叫んでいた!
「人豚」とかマジでわくわくするよな
戚夫人
戚夫人(せきふじん? – 紀元前194年?)は、秦末から前漢初期の人物。高祖劉邦の側室で、劉如意の生母。
定陶(現・山東省定陶県)の人で、紀元前208年頃、楚漢戦争中に劉邦に見初められ、その寵愛を一身に受け、劉如意を生む。その影響で、代王、次いで趙王に封建された息子・如意も有力な皇太子候補と目されるようになる。さらに彼女は、劉邦(高祖)が親征を行うたびにこれにしたがい、如意を皇太子に立てるようにたびたび懇望した。
寵愛する戚夫人の懇望に加えて、皇太子に立てていた劉盈に対して父である劉邦自身がその資質にかねてから疑問と不安を抱いていたこと、さらに仁弱な盈とは対照的に如意が活発な子供であったことから、劉邦も徐々に盈を廃嫡して如意を立てることを考え始める。
しかし、劉邦が皇太子の交代を重臣たちに諮ったものの、重臣たちはことごとく反対した。さらに、劉邦の信任が厚い張良の助言を受けた盈が、かつて高祖が招聘に失敗した有名な学者たち(商山四皓)を自らの元に招いたことが決定打となり、劉邦は盈を皇太子にとどめることを決め、如意は趙王のままとされた。
このことから、戚夫人母子は盈の生母である呂雉に憎まれることとなり、紀元前195年に劉邦が死去して盈(恵帝)が即位すると、皇太后となった呂雉による報復が始まる。まず、戚夫人を捕らえて永巷(えいこう:罪を犯した女官を入れる牢獄)に監禁し、一日中豆を搗かせる刑罰を与えた。戚夫人が自らの境遇を嘆き悲しみ、詠んだ歌が「永巷歌」として『漢書』に収められている。そして呂太后は、長安に入朝した如意を毒殺した。その前後、戚夫人も殺害された。
『史記』によると呂后は戚夫人の両手両足を切り、目耳声を潰し、厠に投げ落としてそれを人彘(豚)と呼ばせ、さらに恵帝を呼んでそれを見せたため、彼は激しい衝撃を受け、以後酒色に溺れるようになり早世したという。
https://ja.wikipedia.org/wiki/戚夫人
ワイ知らんのやがどんなんなんや
近親相姦しまくりだから極端に美しい人間と醜い不具者で二極化する
美しい人間は生まれると同時に「愛される者の園」という場所に入れられて
その中では人工太陽が常に降り注いで美しい動植物と栄養たっぷりの食べ物がある
美しい人間はそこで裸で過ごしてスポーツなどに興じる(本は絶対に読めない)
体格検査もされるから肥満になることもなく、成長するにつれどんどん美しくなってくる
そしてある一定の年齢に達すると園から出されて醜い不具者の性欲解消に使われる
それから2、3年すると美しい人間は殺される
この殺し方に独創性があって柘榴の国の文化になる
柘榴の国の人間には偽善が無いから「美しい人間は美しいまま死んだ方がいい」と思っている
だから決して憎しみなどでなく親切で美しい人間を殺す
こんな感じ
しかも美しい人間のお墓は生前そっくりのリアルな像だから
柘榴の国のお墓は美しい像がずらーっと並んでる
仮面の告白、真夏の死、午後の曳航、美徳のよろめき、愛の渇き、禁色
マジキチと言われるとうーん難しい
>>13
まあそいつもそもそも暁の寺の中のお話だけどな
作中の仮想世界やけど好きなんや
柘榴の国って三島文学の重要テーマも内包されていてええよな
醜い人間が認識者となって美しい者の記憶を留めるとか豊饒の海だけじゃなくて大抵の三島作品のテーマやし
カリギュラ
『カリギュラ』(Caligula)は、1980年のイタリア・アメリカ合作映画。
当時のペントハウス誌社長ボブ・グッチョーネが46億円の巨費を投じて製作した。表向きはローマ帝国皇帝カリグラの放蕩や残忍さを描いた重厚な歴史超大作であったが、実態はハード・コア・ポルノである。この映画の撮影はアメリカ映画協会(MPAA)を通さず秘密裡に行われ、ニューヨークでは劇場を一館買い取って公開されて大ヒットを記録した。映画の脚本を基にしたノベライズもあり日本でも翻訳出版された。
なおカミュによる戯曲の「カリギュラ」とは全く無関係である。ローマ帝国初代皇帝アウグストゥスの曾孫カリギュラ(ガイウス・シーザー・ゲルマニクス)は、妹であり愛人のドルシラと慎ましく暮らしていた。ところが成人を迎える頃、カリギュラはカプリ島に隠遁している第2代ローマ皇帝である暴君ティベリウス(カリギュラの大叔父であり法律上の祖父。なおこの時点でティベリウスの養子であるカリギュラの実父は既に死んでいる)にカプリ島まで呼び出される。そこで彼が見たものは異常性愛に溺れる皇帝と衰退しきったローマの姿であった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/カリギュラ (映画)
カミュの戯曲なら好きだけどちょっと違う
奇子
『奇子』(あやこ)は、手塚治虫の漫画作品。小学館『ビッグコミック』に1972年1月25日号から1973年6月25日号まで連載された。昭和24年、戦争から復員した天外仁朗はGHQのスパイになっていた。ある時、命令で共産主義者の男の殺人(通称 淀山事件)に関与するが、その男は仁朗の妹・天外志子の恋人であった。さらに事件関与後、血のついたシャツを仁朗が洗っている時、近所に住む知的障害者の少女・お涼と、自分の父親と兄嫁との間にできた少女奇子がそれを見てしまう。
仁朗はお涼を口封じのため殺し逃亡する。奇子は一族の体面のために肺炎で死亡したことにされ、天外家の土蔵の地下室に幽閉されたまま育てられるが…。
https://ja.wikipedia.org/wiki/奇子
あやこ好き
サドのソドム百二十日とか
見たよ
なんか微妙だと思った
性欲と食欲の話
有名なミノタウロスの皿とかはワイがまさに求めてるタイプの話やな
うしみつ関連記事:
今ひそかなブーム?ちょっと不気味な「藤子・F・不二雄」短編集の世界(後編)
元スレ:http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1516015998/
ヤプーは江川達也の漫画版で読みましたねぇ…
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